AIバブルへの疑念と中東情勢とジェラードン
こんにちは、サラリーマンのアヒルです。
前回のブログ更新から、まだそれほど時間は経っていませんが
今回はどうしても書いておきたいことがあります
私の資産が、ついに4,000万円を割り込みました!
10月26日時点の総資産は、3,962万968円
前日比では、なんとマイナス206万8,801円
率にしてマイナス4.96%です
一日で約207万円が消えた・・・
チャドの霊圧が消えた、ぐらいのインパクトです
みんな(お金)、いったいどこへ行ったんだ!?
鏡花水月に翻弄されているかのような資産を見ていると、そんな言葉が出てきます
もちろん証券会社が錯乱して減らしたわけではありません
保有している金融資産の評価額が減っただけの話ですが・・・
評価額だろうが何だろうが、画面に表示される数字が減れば気分がいいものではありません
今回の記事は、なぜここまで市場が不安定になっているのか
2026年10月下旬までの米国市場や経済ニュースを振り返りながら、私自身の資産状況と
相場に対する考えを書いていきたいと思います
いま、私は何を思う~
1. 資産4,000万円を割り込んだのは今年初ではない
まずは、現在の資産状況を確認してみます。
2026年10月26日時点の総資産は、3,962万968円です。
年初来の数字を見ると、資産増減はプラス638万4,071円、損益はプラス588万4,071円となっています。
つまり、年初からの成績はまだプラスです。
ただし、ここ数か月の値動きを振り返ると、なかなか落ち着かない展開が続いています。
6月には総資産が一時4,700万円付近まで上昇。
その後、7月から8月にかけて大きく下落し、8月初旬には3,800万円台まで落ち込みました。
そこから再び4,000万円台を回復し、10月には4,500万円付近まで上昇。
そして今回、再び4,000万円を割り込むことになりました。
落差の激しいジェットコースター資産
えげつないボラティリティです
資産の増減だけを見ると、6月の高値からは大きく減っています。
それでも、年初来ではまだプラスを維持しています。
この2つの事実を、どちらか一方だけで判断しないようにしたいところです。
2. なぜ株式市場は下落しているのか?
今回の下落を理解するうえで、特に注目したいのが「AI関連株」と「中東情勢」です。
一見すると別々の問題ですが、どちらも株式市場、とりわけ米国のハイテク株に影響を与えています。
AIへの期待が、AIへの疑念に変わり始めた?
ここ数年、米国株を大きく押し上げてきたテーマのひとつがAIです。
NVIDIAをはじめとする半導体企業、データセンター関連企業、そしてAIサービスを提供する巨大テクノロジー企業。
AIの普及に伴い、これらの企業には莫大な資金が流れ込んできました。
しかし、ここにきて市場の見方に変化が出ています。
それは、「AIが将来すごい技術になること」と「AIに投資した企業が十分な利益を得られること」は、必ずしも同じではないという問題です。
AIを動かすには、膨大な計算能力が必要です。
そのためには高性能な半導体、サーバー、データセンター、電力設備などが必要になります。
当然、それらを整備するには莫大なお金がかかります。
企業がAIに投資すること自体は、将来の成長を考えれば自然な判断でしょう。
ただ、投資額があまりにも大きくなれば、投資家としては気になることがあります。
「その設備投資は、いつ利益になって返ってくるのか?」
これまで市場は、AIの成長期待をかなり高く評価してきました。
しかし、今は期待だけではなく、実際の売上や利益、投資に対するリターンまで厳しく見られるようになっています。
10月22日には、Metaの決算をきっかけにAI関連の設備投資への懸念が再燃。NASDAQ総合指数は2.6%下落し、半導体株指数も6.7%下落しました。
Metaは売上高が市場予想を上回ったにもかかわらず、巨額の投資負担などが意識され、株価は売られました。
これは、AIへの期待がなくなったというよりも、AI関連企業に対する投資家の要求水準が高くなっている、と考えたほうがよさそうです。
AmazonやIntelにも広がったAI投資への警戒
さらに10月30日には、AmazonのAI関連設備投資計画やIntelの資金負担に対する懸念から、半導体・サーバー関連株が大きく売られました。
この日はIntelの株価が30%以上下落し、NVIDIAやAMDにも売りが波及。半導体株指数も大きく下落しました。
AI関連株を中心に、これまで市場をけん引してきた銘柄が売られる展開です。
ここで大切なのは、AIという技術そのものの将来性と、現在の株価が妥当なのかという問題を分けて考えることです。
私はAIの進化が今後も社会を大きく変えていく可能性は高いと思っています。
ただし、どれほど素晴らしい技術であっても、関連企業の株価が常に上がり続けるわけではありません。
期待が先行しすぎれば、どこかで利益確定や評価の見直しが起こります。
今回の下落は、まさにその一面が表れているように感じます。
3. 中東情勢と原油高。株式市場にとって厄介な組み合わせ
もうひとつ、無視できないのが中東情勢です。
米国・イスラエルとイランをめぐる軍事的な緊張が続き、周辺地域にも影響が広がっています。
特に市場が警戒しているのが、原油の供給や輸送への影響です。
中東地域は世界のエネルギー供給にとって非常に重要な場所です。
ホルムズ海峡などの重要な航路で輸送が滞れば、原油の供給に不安が生じます。
実際、10月23日には中東情勢の緊迫化を受けて原油価格が上昇。北海ブレント原油先物は一時1バレル117ドルを超えました。
10月26日にはやや値を下げたものの、依然として高い水準にあります。
では、原油価格が上がると、なぜ株式市場に悪影響が出るのでしょうか。
理由のひとつは、インフレです。
原油価格が上昇すると、ガソリンや電気、輸送費、製造コストなど、さまざまなものに影響が及びます。
企業にとってはコスト増加につながり、消費者にとっては生活費の負担が増える可能性があります。
そして、物価上昇が続けば、中央銀行は金利を簡単に引き下げられなくなります。
金利が高い状態が続けば、企業の資金調達コストが増えたり、将来の利益を期待されている成長企業の株価が評価されにくくなったりします。
つまり、
原油高
↓
インフレへの警戒
↓
金利が下がりにくくなる
↓
ハイテク株などの株価に下押し圧力
という流れです。
実際、米国の9月消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.7%上昇。前月比でも0.6%上昇しました。
特にガソリン価格は前月比9.1%上昇し、エネルギー指数も前月比5.2%上昇しています。
原油高が物価に与える影響を、無視できない状況になっています。
AI関連株の投資負担に対する懸念に加え、原油高とインフレへの警戒。
市場にとっては、なかなか厄介な組み合わせです。
4. FRBも簡単には利下げできない
米国の金融政策を決めるFRB(連邦準備制度)も、難しい判断を迫られています。
10月28日のFOMCでは、政策金利が3.75~4.00%に据え置かれました。
FRBは、米国経済の活動が力強く拡大している一方で、インフレは依然として高い水準にあると説明しています。
また、地政学的な動向による不確実性も残っています。
今回の金利据え置きは、株式市場にとって必ずしも悪いニュースではありません。
ただし、インフレが落ち着いていない以上、今後も順調に利下げが進むとは限りません。
金利が高い状態が続けば、成長期待で買われている企業の株価には重荷になります。
特にNASDAQ関連やハイテク株は、将来の利益への期待が株価に反映されやすい傾向があります。
そのため、金利やインフレに対する市場の反応が大きくなりやすいのです。
5. 今回の下落は、米国株の成長が終わったということなのか?
ここまでのニュースを見ると、心配になる材料ばかりに見えるかもしれません。
AI関連企業への投資懸念、中東情勢、原油高、インフレ、金利。
これだけ並べられると、株式市場に明るい未来がないように感じてしまいます。
しかし、少し視点を変えてみましょう。
AI関連企業の投資負担が問題になっているのは、裏を返せば、それだけ多くの企業がAIの普及に向けて巨額の設備投資を行っているということでもあります。
もちろん、投資した金額を回収できるかどうかは別問題です。
すべての企業が勝者になるわけでもありません。
それでも、AIという技術の進歩そのものが、今回の株価下落だけで消えてしまうわけではありません。
また、株式市場全体を見ても、すべての銘柄が同じように下落しているわけではありません。
10月30日の市場では、ハイテク株が売られる一方で、生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブ銘柄に資金が向かう動きも見られました。
市場の中で資金の移動が起きているのです。
私は、今回の状況を「米国株の成長が終わった」と決めつける必要はないと思っています。
ただし、「どうせすぐに戻る」と楽観視するのも違います。
今後も企業業績や設備投資の回収状況、インフレ、金利、中東情勢などを確認していく必要があります。
大切なのは、目の前の下落を過小評価しないこと。そして、必要以上に悲観しないことです。
6. 私は長期投資家。ニュータイプではない。
ここで少し、ガンダムの話を。
ガンダムにはニュータイプという概念があります
作品によってさまざまな解釈がありますが
おおむね勘が鋭いです。敵の攻撃を察知して回避します
そんなニュータイプだったら、このような相場の中でも
「見える・・・底(そこ)!」と下落の底を捉えて撃ち込む(購入)ことが出来るでしょう
ですが私は残念ながらオールドタイプ・・・長期投資家です
ニュータイプのような先読み能力はありません。
プロの投資家や金融機関でさえ、相場の先を正確に予測することは困難です。
私たち個人投資家が、毎回完璧な売買タイミングを狙うのは、かなり難しいことだと思います。
だからこそ、私は相場の底値を当てることよりも、自分が決めた投資方針を守れるかどうかを重視します
「乱れ撃つぜ!」と定期積立を継続していって、
いつのまにか相場のELS(地球外変異性金属体)を撃破している
そんなアヒル・ディランディを目指していきます
7. 下落相場で大切なのは、握り続ける理由を持つこと
私は、長期投資において「握力」は非常に重要だと思っています。
ただし、何があっても売らないことが正解だと言いたいわけではありません。
投資先の企業やファンドの前提が崩れた場合、資産配分が自分の許容できる範囲を超えてしまった場合、
生活環境が変わった場合などは、投資方針を見直す必要があります。
大切なのは、株価が下がったという理由だけで、慌てて判断しないことです。
今回、私の資産は4,000万円を割り込みました。
前日比で約207万円のマイナスです。
数字だけを見れば、かなり大きな下落です。
それでも、年初来の資産増減はプラス638万円、損益はプラス588万円です。
もちろん、今後さらに下落する可能性はあります。
年初来のプラスが、今後も維持される保証はありません。
それでも、短期的な値動きだけで長期投資の方針を変えるつもりはありません。
私は、米国企業の成長や技術革新に期待して投資を続けています。
その期待が変わらないのであれば、目先の株価の上下だけで投資をやめる必要はないと考えています。
ただし、これは私自身の投資方針です。
投資対象や資産配分、生活状況によって、取るべき行動は変わります。
他人の握力をそのまま真似する必要はありません。
自分がどれだけの下落に耐えられるのかを知り、その範囲で投資を続けることが大切です。
8. まとめ。相場が荒れても、私の投資方針は変わらない
今回の下落には、AI関連企業の巨額投資への懸念、中東情勢による原油高、インフレや金利への警戒など、複数の要因が重なっています。
決して、何の理由もなく株価が下がっているわけではありません。
だからこそ、ニュースを確認し、何が起きているのかを理解することは大切です。
ただ、ニュースを追いかけることと、毎回売買することは別です。
毎日のように市場の状況が変わるなかで、すべてのニュースに反応していたら、身が持ちません。
株価が上がれば期待し、下がれば不安になる。
それは投資をしている以上、自然な感情だと思います。
私も、資産が4,000万円を割り込んだ画面を見て、何も感じないわけではありません。
それでも、投資を始めたころから考えていることは変わりません。
短期的な値動きを完璧に予測することはできない。
だからこそ、長期的な視点を持ち、無理のない範囲で投資を続ける。
もちろん、未来の株価が必ず上がる保証はありません。
しかし、目先の下落だけを理由に、これまで積み上げてきた投資方針を簡単に手放すつもりもありません。
4,000万円を割り込んだ今だからこそ、改めて自分の投資方針を確認しておきたいと思います。
ガンダムの世界でも、戦況が悪くなれば撤退や補給、作戦の見直しが必要になります。
無謀に突撃することが勇敢なのではありません。
次の戦いに備えて、戦い続けられる状態を保つことも大切です。
投資も同じ。
相場が荒れているときこそ、焦らず、慌てず、自分のペースを守っていきたいと思います。
それでは今回も、淡々と積立継続。
皆さんも、無理のない範囲で投資を続けていきましょう。