『リセッション』は各国によって定義に違いがあります
欧米では、国内総生産(GDP)が2四半期連続でマイナス成長になった際に
リセッションに入りしたと、テクニカルの面からではなるようです
FOMC直後に発表となったGDP成長率の速報値は0.9%減少
前回は1.6%減でしたので、これで2四半期連続の減少となり
リセッション入りしたので暴落が来ると報じるメディアが多数いました
これが株価にネガティブに働き、下落することが予想されましたが
ここ一週間、米国市場は順調に上昇しています
なぜ?と疑問に感じる方もいるようですが
2四半期連続でGDP成長率がマイナスでリセッションというのは
あくまで簡易的な見方をしたときにいわれることで
正確にリセッションに入ったと発表するのは、NBER(全米経済研究所)が
さまざまな指標を用いて時間をかけてやります
それも半年後に「この期間はリセッションでした」といったような過去形での発表です
私は今回のGDP成長率だけを捉えて、リセッション入りしたと判断して
ポジション整理をすることはないですが
今後の投資家人生のためにも、リセッションに入ったらどのようなことが起こるのか
注意深く観察して活かせる経験にしていきたいと思います