5月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)での利上げは0.5%と予想されています
年内に2~3%の利上げをすると発表していますが
これは前代未聞のペースでの利上げです
それほどまでに米国のインフレは加速しています
先月発表されたCPI(消費者物価指数)の対前年比は8.5%と
40年ぶりの高水準となっていて早急な対策が求められています
そのためFRBは政策金利を上昇させるのですが、これを慎重に行わないと大変なことになります
1980年初頭に同じようにインフレを抑えようと金利を上昇させたのですが
そのときの数値はなんと20%!
ここ最近0.5%~0.75%で市場が動揺していることを考えれば
これがセカンドインパクト並みに破壊力のある数字なのだと分かります
その影響で深刻な不況となってしまった苦い経験を持つFRBは
金利の上昇を数年かけて小刻みにやっていくようになりました
にもかかわらず年内に2~3%の金利上昇をせざるをえないということは
いかにこのインフレ率が放置しておいてはいけない水準なのかが分かります
私は2022年中は下落基調が続くと予想していますが
ヘタをすると2023年まで尾を引く出来事なのかもしれません