サラリーマンアヒルの資産変動
サラリーマンアヒルの資産総額は今週2775万3669円となり、
先週から130万円ほど減少しました。ちょっと下がったくらいではもう何も感じません。
年初来では+1,838,591円(+7.09%)の増加となっており、引き続きプラスを維持しています。
主力の投資先はレバナス(レバレッジ型NASDAQ100指数連動ファンド)と
FANG+指数連動商品といった米国ハイテク株中心の銘柄です。
そのため資産額はアメリカの株式市場、特にハイテク株の動向に大きく左右されます。
今週は週の前半に米国株がやや軟調だった影響で資産も少し減りましたが、
年初からの含み益はまだまだあります。
ここ1年間のサラリーマンアヒルの総資産推移

グラフを見ると、今年4月は資産額が大きく減少した後、
5月頭を底に緩やかな回復基調に転じていることがわかります。
7月には一時2,900万円を超える場面もありました。
8月第3週は若干調整が入り資産が目減りしましたが、それでも年初来では183万円の増加。

ジャクソンホール会議で何が話された?初心者にも解説
今週、世界の投資家が注目したイベントにジャクソンホール会議がありました。
ジャクソンホール会議とは、米国ワイオミング州ジャクソンホールで
毎年開催される経済シンポジウムで、世界中の中央銀行総裁やエコノミストが集まる場です。
中でも米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による講演は特に注目の的となります。
なぜなら、その講演内容が今後のアメリカの金融政策(=景気を冷やすか温めるかの方針)を
占うヒントになるからです。簡単に言えば、パウエル議長が
「景気が心配だから金利を下げようかな」と言えば株価は上がり、
「インフレ(物価上昇)がまだ怖いから金利を上げ続けるよ」と言えば
株価は下がる――それほどまでに中央銀行トップの一言はマーケットを大きく動かすのです。
では肝心の今回、パウエル議長は何と言ったのでしょうか?
一言でまとめると、「必要に応じて近いうちに利下げを行う可能性を示唆したが、
慎重さも崩さなかった」と言えます。実際の発言では
「政策金利は十分引き締め的な水準にあるが、経済見通しとリスクのバランス次第では
政策の調整(=金利引き下げ)も正当化され得る」と述べbloomberg.com、
早ければ9月にも利下げに踏み切る余地があることを示唆しました。
また、「失業率など労働市場の指標が安定しているおかげで、
金融政策の変更について慎重に進めることができる」とも発言しており、
大幅な利下げをすぐに約束したわけではない点も強調されましたbloomberg.cometf.com。
要するに、「利下げするかもしれないけど、やり過ぎないよう慎重に様子を見るよ」
というニュアンスです。専門的な表現でしたが、投資初心者の方は
「アメリカの偉い人が“そろそろ景気テコ入れで金利下げるかも”と言った」と
イメージしてもらえればOKです。
市場の反応とFANG+への影響
このパウエル議長の発言を受けて、市場は素直に反応しました。
アメリカの株式市場では投資家たちが「利下げが来るぞ!」と期待を強め、
株価は急上昇しましたbloomberg.com。事実、米国の代表的な株価指数であるS&P500は
パウエル発言直後の金曜日に+1.5%もの上昇を記録し、
史上最高値に迫る水準で取引を終えていますbloomberg.com。
また、金利引き下げ観測を背景に米国債の利回り(長期金利)は低下し、
これも株式にとって追い風となりましたbloomberg.com。
いわゆる「金融相場」の様相で、久々にマーケットに明るい雰囲気が広がりました。
特にハイテク系の成長株にはこの利下げ期待が追い風です。
FANG+(ファング・プラス)指数とはFacebook(現Meta)、Amazon、Apple、Netflix、
Googleなど米主要ハイテク企業をまとめた株価指数ですが、
こうした金利に敏感なハイテク株も軒並み上昇しました。
金利が下がる見通しになると、将来の成長が期待される企業ほど株価が上がりやすくなります。
サラリーマンアヒルの資産も週後半にこの流れに乗って持ち直し、
前半の下落分をいくらか取り戻す形になりました。
「レバナス」や「FANG+」といった攻めの投資をしていると上下動も大きいですが、
こうしたビッグイベントで一喜一憂しすぎないメンタルも大事ですね。
積立投資を淡々と続けることの重要性
ジャクソンホール会議の結果を受けて市場がジェットコースターのように動きましたが、
サラリーマンアヒルは慌てず冷静です。資産推移のグラフが示すように、
途中で大きな下落があってもコツコツと積立投資を続けた結果、
その後しっかり資産を回復させてきました。下がったからといって焦って売らず、
上がったからといって有頂天にならず、淡々と積み立てを継続することが
長期的な資産形成では奏功するのでしょう。
多少の波風では眉一つ動かさず、むしろ見て見ぬふりで積立を続ける――
そんな図太さがちょうど良いのかもしれません(笑)。
短期的な市場の動きに振り回されず、「長期でコツコツ」の精神でいきたいですね。
今回のようなイベントがあっても、サラリーマンアヒルは今まで通り淡々と
積立投資を継続していきます。投資初心者の皆さんもぜひ腰を据えて、
市場とゆったり長いお付き合いをしていきましょう!reuters.com