総資産3,000万円達成!ついにアッパーマス層に突入しました
アッパーマス層とは?資産階層の基礎知識
まず初めに、今回のテーマである「アッパーマス層」について簡潔に説明します。
アッパーマス層とは、野村総合研究所(NRI)が定義する純金融資産額による
5段階の資産階層区分の一つで、純金融資産が3,000万円以上5,000万円未満の世帯のことですlife.saisoncard.co.jp。

以下はNRIの調査による各階層の定義と日本における該当世帯の割合ですlife.saisoncard.co.jp:
- マス層: 純金融資産3,000万円以下(全世帯の約77.8%)
- アッパーマス層: 3,000万円以上5,000万円未満(13.4%)
- 準富裕層: 5,000万円以上1億円未満(6.01%)
- 富裕層: 1億円以上5億円未満(2.58%)
- 超富裕層: 5億円以上(0.17%)
このように日本では全世帯の約80%が純金融資産3,000万円以下の「マス層」に属しておりlife.saisoncard.co.jp、アッパーマス層以上の世帯は全体の2割弱しか存在しません。
つまり、金融資産3,000万円以上を築くことは数字の上では上位20%以内に入ることを意味します。
それだけ聞くと遠い世界のように感じるかもしれませんが、
実はアッパーマス層は到達不可能な階層ではなく、資産形成の方法を学んで
地道に行動すれば十分目指せる水準とも言われていますlife.saisoncard.co.jp。
資産3,000万円到達!アッパーマス層に突入
そんな中、この度2025年9月に私の総資産がついに3,000万円を突破し、
晴れて「アッパーマス層」の仲間入りを果たしました。
現在の総資産額は約3,014万円(2025年9月時点)に達しています。
長年コツコツと資産形成に取り組んできた身として、この大台到達は大きな節目であり、
率直にとても嬉しく思います。もっとも、冒頭で触れたようにアッパーマス層は
世帯全体の上位20%程度に過ぎず、私はまだ富裕層には程遠い「道半ば」です。
それでも金融資産1億円以上の**富裕層(トップ2〜3%)**をいきなり目指すより、
まずは一つステージを上げられたことに自信を持ち、今後の励みにしたいと感じています。
2025年春の急落とV字回復:握力で乗り切った試練

上のグラフは、ここ1年間ほどの私の総資産推移を示したものです。
ご覧のとおり、2025年の春頃(4月前後)に資産額が大きく落ち込んでいる局面があります。
実際、年初から順調に積み上がっていた資産が、この時期にはピーク時から30%近くも減少し、
一時は総資産が2,000万円を大きく割り込んでしまいました。
原因は米国株市場全体の急調整で、この時期はちょうど米国が関税政策の混乱や
景気後退懸念によって大きく下落したタイミングに当たりますsmd-am.co.jp。
例えばS&P500指数は4月上旬に直近高値比で20%以上下落し、
一時は弱気相場入りの目安を超えましたが、その後に関税停止の噂が流れると
米国株は急速に切り返しましたsmd-am.co.jp。
私のポートフォリオも同様に4月に谷底をつけ、その後は見事なV字回復を遂げています。
とはいえ、この急落の最中に目減りしていく資産を見るのは
非常に精神的に堪えるもので、「もうダメかも…」と弱気になりかけた瞬間も正直ありました。
それでも私は保有資産を手放さずに耐える道を選びます。
投資の世界では、こうした暴落局面で狼狽売りせず持ちこたえる力のことを俗に「握力」と呼びます。ここで諦めて売却してしまえば損失が確定するだけでなく、
肝心のその後の反発による回復にも乗れないところでした
(まさに「諦めたらそこで試合終了」です)。幸いにも資産額は急落前の水準を取り戻し、
その勢いで9月には過去最高額を更新するまでに至りました
(実際、同年9月中旬にはS&P500とNASDAQ指数も揃って史上最高値を更新し、市場全体が力強く持ち直しましたbloomo.co.jp)。
強い握力を発揮して売らずに耐え抜いた甲斐あって、結果的にV字回復の恩恵を自分のものにできた形です。
まるでバトル漫画の主人公が土壇場で逆転勝利するような展開。熱い。
現在の総資産とポートフォリオ構成

上のグラフは現在の私のポートフォリオ(資産構成)を表したものです。
総資産約3,014万円のうち、実に2/3以上にあたる約2,020万円を
レバレッジNASDAQ100投信(通称「レバナス」)が占めています。
次に比率が大きいのは、米国ハイテク株の集合指数であるFANG+指数で、
こちらに約741万円(全体の約25%)を投資しています。
そのほか、NASDAQ100の3倍ブル型ETF(約69万円)や半導体株3倍ブル型ETF(SOXL、約69万円)、
中国ハイテク株2倍ブル型ETF(CWEB、約26万円)といった小規模ポジションも保有しています。
米国大型株指数S&P500に連動する投資信託もわずかに組み入れており
(通常型が約16万円、4倍ブル型が約2.5万円)、残り約67万円は証券口座の待機資金(現金)です。
ご覧のとおり、ポートフォリオはハイテク米国株に大きく偏った攻めの資産構成になっています。
その分ボラティリティ(価格変動の振れ幅)も大きいですが、
ハイテク株の上昇局面ではレバレッジ効果も相まって高いリターンを享受できました。
今回、総資産3,000万円という目標を達成できたのも、
この攻めのポートフォリオ戦略が奏功した結果と言えるでしょう。
NASDAQ100・FANG+・半導体…米国株の今後の見通し
さて、肝心の今後について、私が主戦場としている米国株(特にハイテク株)市場全体の展望を考えてみます。
結論から言えば、中長期的には依然として堅調な成長を期待できると感じています。
その理由の一つが、米国経済および米国企業のファンダメンタルズ(基礎体力)の強さです。
直近の米企業業績は好調で、S&P500指数採用企業の2025年第2四半期の利益成長率は
前年同期比+11.9%と3四半期連続で2桁成長を遂げましたkabukiso.com。
アナリスト予測でも2025年通年で+10.6%、2026年には+13.4%もの増益が見込まれておりkabukiso.com、この先も企業収益が底堅く推移すると期待されています。
また、株価に大きな影響を与える金融政策の面でも追い風が吹きつつあります。
市場では2025年後半にもFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げに転じるとの観測が強まっており、
実際に年内に0.25%の利下げを3回実施するシナリオが有力視されていますkabukiso.com。
予想通り金融緩和局面へ移行すれば、ハイテク・グロース株には追い風となり、
市場全体の下支え要因となるでしょう。
さらに、私が投資しているNASDAQ100やFANG+、半導体株といった領域は、
今後も構造的な成長が見込まれる分野を多く含んでいる点も見逃せません。
具体的には、生成AI(人工知能)や自動運転、音声認識といったAI関連テクノロジーの需要は
今後ますます加速すると予測されますし、デジタル広告市場の拡大や企業のクラウド活用の浸透も
引き続き進む見通しですmastey1202.com。
そして、それらを支える半導体チップへの需要も、AIチップや電気自動車(EV)関連を中心に
長期的な増加が見込まれていますmastey1202.com。
FANG+指数にはまさにこうした次世代のイノベーション企業が名を連ねており、
NASDAQ100も含めてハイテク産業の成長トレンドの恩恵を受けやすいと言えるでしょう。
もっとも、先行きを楽観視してばかりもいられません。
米国株は今年(2025年)大きく反発してきましたが、その分**株価のバリュエーション(評価額)**
が割高気味になってきている点には注意が必要です。
実際、2025年9月時点でS&P500指数の予想PER(株価収益率)は約22.4倍と、
過去5年平均(19.9倍)や過去10年平均(18.5倍)を明確に上回っており、
市場には割高との見方も根強くありますkabukiso.com。
また、金利動向や規制リスクにも引き続き目配りが欠かせませんmastey1202.com。
仮にインフレが再燃してFRBが再び利上げに転じれば成長株には逆風となりますし、
巨大IT企業に対する独占禁止の強化やAI分野の新たな規制導入などが進めば、
関連銘柄の投資家心理に水を差す可能性もありますmastey1202.com。
為替変動も、日本の投資家にとって円建てリターンを左右する要素なので無視できません。
総じて、短期的には利上げ局面から利下げ局面への過渡期にあたるため
相場の変動が大きい局面が続くかもしれません。
しかし、上述のような構造的な追い風(技術革新による需要拡大)と金融環境の好転が揃えば、
中長期的には米国株市場は上昇トレンドを維持する可能性が高いと考えていますam.jpmorgan.com。
実際、ウォール街のストラテジストの多くは2025年末の株価見通しを強気に上方修正しつつあり、
弱気だった一部の証券会社ですらS&P500の2025年末目標値を6,600(従来は6,000未満)まで引き上げたとの報道も出ていますkabukiso.com。
もちろん油断は禁物ですが、少なくとも現時点で私が保有しているNASDAQ100やFANG+を
悲観的になって手放す理由は見当たらない──これが私の率直な実感です。
おわりに:淡々と積立を続ける大切さ
最後になりますが、今回の経験を通じて改めて痛感したのは、
やはり投資は「継続こそ力なり」だということです。
相場の上げ下げに一喜一憂するのではなく、定期的な積立投資を淡々と続けることが
いかに大切かを今年春の急落とその後の劇的な回復劇が教えてくれました。
私自身、今後も市場に翻弄されすぎず、毎月の積立投資を地道に継続していくつもりです。
読者の皆さんの中には、これから資産形成を始めようという初心者の方や、
積立を続けているものの思うように成果を実感できず不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、コツコツと積み上げた努力は必ず実を結ぶと信じてください。
かの人気ゲーム『ポケットモンスター』でも、最初は「はねる」しかできなかったコイキングが
粘り強く経験値を積むことで立派なギャラドスに進化しますよね。
同じように、小さな投資の積み重ねも長い目で見れば大きな力に育つものです。
私自身、ここまで来るのに決して楽な道のりではありませんでしたが、
振り返れば「継続は力なり」という言葉どおり、地道な積立投資こそが
着実に財産を築いてくれたと感じます。これからも油断せず淡々と資産形成に励みつつ、
次の目標に向けて一歩一歩レベルアップしていきたいと思います。
そしてこの記事が、同じように資産形成に取り組む皆さんの何らかの参考や励みになれば幸いです。
一緒にゆっくり着実に歩んでいきましょう!