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「私の総資産&資産配分」と「2025年9月時点、今後の米国株見通し」

2025年の米国株式市場は、まるでハリケーンのように荒々しい動きを見せています。

今年の春先には大きな急落がありました。しかしその後は、

しれっと史上最高値圏まで巻き返す展開となり、投資初心者の方はハラハラしたかもしれません。

それでも結果として米国株式市場は底力を見せつけました。

実はこうした乱高下の裏には明確な理由があり、

長期的な視点に立てば市場は着実に成長を遂げています。

この記事では、2025年9月時点における米国株の見通し

FANG+やNASDAQ100といったハイテク指数の動向を解説しつつ、

筆者である私自身の資産状況とポートフォリオをご紹介します。

特に今年4月の大きな資産ドローダウン(急落)とその後のリバウンドについて触れ、

2021年から続けてきた積立投資の成果も振り返ります。

投資の基本である「焦らずコツコツ長期で」の大切さを、ゆるく真面目にお届けします。

米国株の見通し:FANG+やナスダック100の動向

4月に史上稀に見る急落となった後、わずか数ヶ月で史上最高値を更新するリカバリーを見せましたinvestopedia.com

この急落は4月2日に発表されたトランプ大統領の大規模関税方針が引き金となっており、

市場はパニック的に売られて世界同時株安となりましたen.wikipedia.org

しかし一週間後にその関税が一時停止されると市場は記録的な急反発を遂げ、

結局S&P500指数は第2四半期だけで+10%以上も上昇して

2025年上期を過去最高値で終えていますinvestopedia.com

では2025年後半の見通しはどうでしょうか?

多くのアナリストは、株価バリュエーション(評価額)の高さが上値を制限する一方で、

経済の底堅さが下値を支えるため、S&P500は大きく崩れず

概ねレンジ内の動きになると予想していますinvestopedia.com

言い換えれば、急騰も大暴落もしにくい“横ばい”相場を想定しているわけです。

一方で、市場の中でもハイテク大型株やAI関連株は引き続き相対的に有望との見方が強いようですinvestopedia.com

実際、AppleやGoogleといった巨大テック企業中心の指数であるFANG+は

長期で見ても突出したリターンを生んできました

(2014年以降で年率約33%とのデータもありますir.theice.com)。

こうしたビッグテック企業は強力な財務基盤とキャッシュフローを持ち、

不確実な局面でも耐久力が高いとされていますinvestopedia.com

米投資銀行大手JPMorganもテクノロジーセクターを強気に捉えており、

特に半導体セクターやAI関連、いわゆる「マグニフィセント7」と呼ばれる

超大型ハイテク株への投資比率(ウェイト)上乗せを推奨していますinvestopedia.com

今年前半、ハイテク株はAI開発への先行投資負担や

関税リスクで伸び悩みましたがinvestopedia.com

足元では回復基調にあり再び市場の主役に躍り出る可能性も示唆されています。

私の資産配分とポートフォリオ推移

図:2025年9月時点のポートフォリオ資産配分を示す円グラフ。

青がレバレッジ型NASDAQ100ファンド(通称「レバナス」)で約67%を占めています。

水色はFANG+指数連動ファンドで約15%、オレンジはSOXL(半導体3倍ブル型ETF)で約4%、

そのほかNASDAQ100の3倍ブル型ETFや中国ハイテクETF(CWEB)、

S&P500ファンドなどの小口ポジションが合わせて数%、現金が約1%程度です。

ご覧のとおり私のポートフォリオは米国ハイテク偏重のハイリスク・ハイリターン型ですが、

その分2021年から続けてきた積立投資で資産は大きく成長しました。

投資を開始した2021年当初、私はガンダムに乗りたてのアムロのようなものでした。

「こいつ、動くぞ!」と株式市場に乗り込んで恐る恐る触っていく感じです。

そこから毎月・毎日コツコツと積み立てを続けてきたことで、

今では総額で約3,000万円規模にまで育っています。

大気圏突入ぐらいなら、なんとかこなせるぐらいにはなったでしょうか(無理)

こうした米国ハイテク株中心の力強い市場成長が私の資産拡大を後押ししてくれましたが、

もちろんリターンは常に一直線だったわけではありません。

途中には、後述するような大きな乱高下(ドローダウン)も経験しています。

それでも積立と長期運用を継続した結果、振り返れば資産曲線はしっかり右肩上がりを描いています。

2025年4月の急落とその後のリバウンド

**図:**直近1年間の総資産推移(縦軸:評価額[円]、横軸:年月)

今年4月上旬に資産評価額が急落し、4月10日頃には総資産が約1,600万円台まで落ち込みました

(ピーク時から35〜40%もの減少)。

その後わずか数か月で元の水準近くまで急回復し、

9月時点では総資産は約2,900万円と過去最高を更新しています。

ですが、4月の急落局面ではすこし驚きました。

ほんの数日で総資産の約4割が消し飛んだわけですから。

「星の屑、成就のために!ソロモンよ、私は帰ってきた!」

アトミックバズーカを撃たれて、戦力が半減した連邦軍を思い出しましたが

『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな」と心を落ち着けました。

インデックス投資は、相場に居続ける投資方法。

稲妻が輝く瞬間も、奈落の底へ落とされるような暴落も、どちらも受け止めます。

「自分の感じ方は間違っていない。インデックス投資の可能性を信じて、為すべきと感じたことに力を尽くせばよい」と言い聞かせていました。

結果的に9月には資産が過去最高値を更新しましたので、耐え抜いた甲斐があったと感じています。

おわりに

私のポートフォリオは極端にハイテク集中・レバレッジ重視で、

万人にお勧めできるものではありません。

それでも基本となる「分散・積立・長期」の方針は全ての投資家に共通です。

派手な一発逆転的な手法に飛びつくより、地味で淡々な毎月積み立てを継続し

資産形成していくことが初心者から中級者にとって最も堅実な道でしょう。

これからもブレずに淡々と自分の積立投資を続け、いつか振り返ったときに

『継続は力なり』と胸を張れるようになりたいと思います。

皆さんも基本を大切に、長期の資産形成を一緒に頑張っていきましょう!